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頭部CT検査

頭の中を詳しく観察

頭部CT検査とは、X線を使って頭蓋内の断層写真を撮影する検査方法です。
人体を透過したX線をコンピューターで処理して体の輪切り像を作ります。この輪切り画像を積み重ねることで、頭蓋内の状態や働きを詳しく観察します。

より正確な診断をするために造影剤を使うことがありますが、造影剤を使用するCT検査のことを「造影CT検査」、造影剤を使用しないCT検査のことを「単純CT検査」と言います。
頭部CT検査では、単純CT検査と造影CT検査の両方を行うのが一般的です。単純CT→造影CTの順に撮影されます。

頭部CT検査 方法
  1. (1)検査着に着替えます。
  2. (2)検査前に造影剤を入れる血管を確保し、検査中に位置がずれないよう防止します。
  3. (3)検査台に仰向けに寝ます。
  4. (4)筒のような形の中に入り撮影が行います。
検査時間は約30分です。痛みは全くありません。
検査時の注意点
  • 微量ですが被爆するため、妊娠中もしくは可能性のある方は受けられません。
  • 造影CT検査を受ける場合は、検査5時間前には食事を済ませましょう。水分は十分に摂って下さい。
  • 閉鎖空間で大きな音がするため、閉所恐怖症の方は事前に担当者に相談しましょう。
  • 造影剤を使用して検査を行う場合、まれに副作用(気分が悪くなる・じんましんが出るなど)が起きる時があります。アレルギー体質・過去に同様の検査で体調を崩した・腎機能障害がある方は担当医に伝えましょう。
  • 使用した造影剤は尿から排泄されるため、検査終了後は十分に水分を取りましょう(当日のアルコールは控えましょう)。
  • 帰宅後、何か異変を感じたらすぐ医療機関に連絡し、いつ造影剤を注射したかを必ず伝えましょう。

脳の異常を素早く検出

頭部CT検査は、脳血管障害(脳出血・脳梗塞・くも膜下出血・微小梗塞など)・脳腫瘍・外傷による脳挫傷や血腫・水頭症の原因となる動脈瘤などの発見・診断に役立ちます。

自覚症状
脳出血 出血部位によって症状は変わりますが、マヒ・しびれ・感覚障害・嘔吐・頭痛・けいれんなど。
脳梗塞 左右どちらか半身に症状が出ることが多い。しびれ・麻痺・視野障害・ろれつが回らない・会話が理解できないなど。
くも膜下出血 今までに感じた事がないくらい激しい頭痛・首の後ろの痛み・瞼の違和感など。
脳腫瘍 頭痛・嘔吐・傾眠・視野障害・めまい・けいれん・顔面神経麻痺など。
外傷による脳挫傷や血腫 激しい頭痛・嘔吐・意識障害など。
脳血管障害の危険因子
(ハイリスク)
  • 加齢(男性45歳以上・女性55歳以上)
  • 過去に脳梗塞を起こしたことがある、もしくは脳梗塞の疑いがある
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 高脂血症(コレステロールが高い・中性脂肪が高い)
  • 高尿酸血症
  • 肥満
  • ヘビースモーカー
  • メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満で高血圧・糖尿病・脂質異常症のうち2つ以上該当する状態)などの生活習慣病がある
  • 運動不足
  • 飲酒
  • 塩分過多な食事

脳血管障害の原因になりやすい動脈硬化は、症状がなくても静かに進行していきます。
45歳を過ぎたら頭部CT検査を受けてみましょう。
異変があった場合は、頭部MRI検査・頭部血管造影検査・眼底検査などの検査を併用して行い病気の診断を行いましょう。

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