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腹部MRI検査

組織の違いをコントラストとして表現

腹部MRI検査とは、強い磁力を発生するMRI装置を用いて腹部臓器(肝臓・膵臓・腎臓・脾臓・胆嚢)の細かい断層写真を撮る検査方法です。
MRI検査には、撮像条件を変えて画像のコントラストを調節でき、縦・横・斜めなど撮りたい方向からの断層画像を得ることができるという利点があります。
放射線は使用しないため被爆はありません。

腹部MRI検査 方法
  1. (1)身に着けているアクセサリーなどの金属類を外し、検査着に着替えます。
  2. (2)造影剤を使用する場合は、検査前に造影剤を入れる血管を確保し、検査中に位置がずれないよう防止します。
  3. (3)検査台の上に寝ます。
  4. (4)筒のような形の大きな磁石の中に入り、強磁場超電動装置が自動的に動いてきて撮影が行われます。
撮影中、数秒の息止めを繰り返します。
検査中大きな音がするためうるさく感じますが痛みのない検査です。
検査時間は約30~60分です。
検査時の注意点
  • 飲食についての注意がないか事前に確認しましょう。
  • 検査前の排尿は控えましょう。
  • MRI検査は金属が装置に引っ張られ危険なため、体内に金属を埋め込んでいる方や刺青・アートメイキングを施されている方は検査を受けられない場合があります。
  • 閉鎖空間で大きな音がするため、閉所恐怖症の方は事前に担当者に相談しましょう。
  • 造影剤を使用して検査を行う場合、まれに副作用(気分が悪くなる・じんましんが出るなど)が起きるときがあります。アレルギー体質・過去に同様の検査で体調を崩した・腎機能障害がある方は担当医に伝えましょう。
  • 使用した造影剤は尿から排泄されるため、検査終了後は十分に水分を取りましょう(当日のアルコールは控えましょう)。
  • 帰宅後、何か異変を感じたらすぐ医療機関に連絡し、いつ造影剤を注射したかを必ず伝えましょう。
  • 眼鏡・ピアス・イヤリング・ネックレス・ヘアピン・腕時計・鍵・入れ歯・携帯電話・磁気カード・カイロ・補聴器は磁力の影響を受ける可能性があるため検査室への持込は厳禁です。

想定外の病気が見つかる事もあります

腹部MRI検査は、腹部臓器(肝臓・膵臓・腎臓・脾臓・胆嚢)の腫瘍・結石や大動脈瘤などの発見・診断に役立ちます。

自覚症状
肝臓がん 自覚症状のないことが多い。
膵臓がん 腹痛・黄疸など。自覚症状のないことも多い。
腎臓がん 腹部に持続的な疼くような痛み・血尿・腹部のしこり・発熱・貧血など。
脾腫 左上の腹部や背中に膨満感や痛みを感じるなど。自覚症状のないことも多い。
胆道癌 黄疸・発熱・ビリルビン尿(茶色や濃い尿)・白色便・全身倦怠感など。
尿路結石 血尿・尿の濁り・発熱・背中や腹部の発作的な痛みなど。
腎結石 脇腹が激しく差し込むような痛み・血尿・嘔吐・下腹部や大腿部の痛みなど。
腹部大動脈瘤 腹部の拍動感・拍動性腫瘤・破裂時は激烈な腹痛や腰痛など。
肝臓病の危険因子
(ハイリスク)
  • 肥満
  • 糖尿病
  • アルコールの飲みすぎ
膵臓病の危険因子
(ハイリスク)
  • 高脂肪・高タンパクな食事のとりすぎ
  • 喫煙
  • 飲酒
  • 胆石・胆嚢炎・慢性すい炎の既往歴がある
腎臓病の危険因子
(ハイリスク)
  • 塩分摂取量が多い
  • 肥満
  • 糖尿病
  • シュウ酸の摂りすぎ(ホウレンソウなど)
脾臓病の危険因子
(ハイリスク)
  • 血液病の既往歴がある
胆嚢病の危険因子
(ハイリスク)
  • コレステロールの多い食事
  • 飲酒

異変があった場合は、腹部CT検査・生検検査・腫瘍マーカーなどの検査を一緒に受けましょう。
40歳を過ぎたら腹部MRI検査を受けてみましょう。

MRI/MRA検査

病気とリスク

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