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乳房MRI検査

乳腺の密度に左右されず検査が可能

乳房MRI検査とは、強い磁力を発生するMRI装置を用いて乳房の断層写真を撮る検査方法です。
乳房にできた腫瘍と正常な乳腺組織とを鑑別し、乳房の病巣を画像化します。
乳房のサイズや乳腺の密度に関係なくしこりを画像化することができ、乳房に触れることはないため痛みもほぼありません。
乳がんのハイリスク患者に対する健康診断において他の検査法に比べ2~3倍検出率の高い、圧倒的高性能な検査方法です。
MRI検査には、撮像条件を変えて画像のコントラストを調節でき、縦・横・斜めなど撮りたい方向からの断層画像を得ることができるという利点があります。
放射線を使わないので被爆はありません。

乳房MRI検査 方法
  1. (1)身に着けているアクセサリーなどの金属類を外し、検査着に着替えます。
  2. (2)造影剤を使用するため、検査前に造影剤を入れる血管を確保し、検査中に位置がずれないよう防止します。
  3. (3)乳房専用の付属機器をあてて、ベッドの上でうつ伏せの姿勢になります。
  4. (4)筒のような形の大きな磁石の中に入り造影剤を使用しながら、胸部に強磁場超電動装置が自動的に動いてきて撮影が行われます。
息止めなどは必要ありません。
検査中大きな音がするためうるさく感じますが痛みのない検査です。
検査時間は約30~60分です。
検査時の注意点
  • 検査日は、画像上で乳腺が目立たない生理開始後5日~12日間が理想的です。
  • MRI検査は金属が装置に引っ張られ危険なため、体内に金属を埋め込んでいる方や刺青・アートメイキングを施されている方は検査を受けられない場合があります。
  • 眼鏡・ピアス・イヤリング・ネックレス・ヘアピン・腕時計・鍵・入れ歯・携帯電話・磁気カード・カイロ・補聴器は磁力の影響を受ける可能性があるため検査室への持込は厳禁です。
  • 造影剤を使用して検査を行う場合、まれに副作用(気分が悪くなる・じんましんが出るなど)が起きるときがあります。アレルギー体質・過去に同様の検査で体調を崩した・腎機能障害がある方は担当医に伝えましょう。
  • 使用した造影剤は尿から排泄されるため、検査終了後は十分に水分を取りましょう(当日のアルコールは控えましょう)。
  • 帰宅後、何か異変を感じたらすぐ医療機関に連絡し、いつ造影剤を注射したかを必ず伝えましょう。
  • 閉鎖空間で大きな音がするため、閉所恐怖症の方は事前に担当者に相談しましょう。

良性か悪性かはっきりさせます

乳房MRI検査は、主に次のようなときに行われます。

  • 乳視触診でしこりは感じないがその他の検査で乳がんが疑われた場合。
  • しこりを感じるが、マンモグラフィーとエコー検査の結果が一致しない場合。
  • 乳がん(特に非浸潤がん)がどこまで広がっているかを見る場合。
自覚症状
乳がん 痛みを伴わないしこり(堅い感じ)・乳頭からの分泌物・乳頭の陥没・皮膚のくぼみ・脇の下のシコリ・乳頭や乳輪が湿疹状にただれるなど。
乳がんの危険因子
(ハイリスク)
  • 初潮が早い(11歳以下)
  • 閉経が遅い(55歳以上・または55歳以上で月経がある期間が普通の人より長い)
  • 出産未経験
  • 35歳以上で初産を経験した方(高齢出産)
  • 太っている(標準体重を2割以上超えている、閉経後の体重増加)
  • 母親・姉妹・娘などの近親者に乳がんの方がいる(一般女性の発症率より10倍以上高くなり、発症年齢も低くなる傾向があります)
  • 更年期にホルモン剤を常用している方(長期間ホルモン補充治療を受けている)
  • 子宮体がん・卵巣がんの既往歴がある
  • 多量の飲酒
  • 片側が乳がんになったもしくは両性の乳腺疾患の既往歴がある
  • 運動不足
  • 高齢(10年以内に乳がんになる比率は、40歳では48人に1人、60歳になると26人に1人)

異変があった場合は、組織を採取して顕微鏡で調べる組織検査などの検査を一緒に受けましょう。
乳がんは他の癌と異なり、ある程度自分でも発見できるため、20歳を過ぎたら自己触診は月一度、40歳を過ぎたら乳房MRI検査を受けてみましょう。

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