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頭部MRA検査

頭部の血管を明確に映し出します

頭部MRA(磁気共鳴血管画像)とは、磁気共鳴という物理現象を応用して頭部の血管の状態を詳しく立体画像化し、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤の有無や血管の異常などを観察する検査方法です。
この検査では造影剤は使用しません。
CT検査と異なりX線による被爆もないため、体への負担がなく脳の血管の状態を知ることができます。

頭部MRA 方法
  1. (1)身に着けているアクセサリーなどの金属類を外し検査着に着替えます。
  2. (2)検査台の上に寝ます。
  3. (3)筒のような形の大きな磁石の中に入り、強磁場超電動装置が自動的に動いてきて撮影が行われます。
検査中大きな音がするためうるさく感じますが痛みのない検査です。
検査時間は約30~60分です。
検査時の注意点
  • MRI検査は金属が装置に引っ張られ危険なため、体内に金属を埋め込んでいる方や刺青・アートメイキングを施されている方は検査を受けられない場合があります。
  • 閉鎖空間で大きな音がするため、閉所恐怖症の方は事前に担当者に相談しましょう。
  • 眼鏡・ピアス・イヤリング・ネックレス・ヘアピン・腕時計・鍵・入れ歯・携帯電話・磁気カード・カイロ・補聴器は磁力の影響を受ける可能性があるため検査室への持込は厳禁です。

「どこかいつもと違う」が危ない

頭部MRAは、くも膜下出血・脳動脈瘤・脳梗塞・脳動静脈奇形・もやもや病(ウィリス動脈輪閉塞症)・閉塞性動脈病変・脳血管の狭窄などの発見・診断に役立ちます。

自覚症状
くも膜下出血 今までに感じた事がないくらい激しい頭痛・首の後ろの痛み・瞼の違和感など。
脳動脈瘤 破裂しない状態ではほぼ無症状。破裂するとくも膜下出血が起こる。
脳梗塞 手足のしびれ・言語障害・たくさん息を吐いた後に起こる一時的な手足の脱力・頭痛・けいれんなど。
もやもや病 突然の激しい胸痛(活動時より安静時・就寝中に発作がおきることが多い。痛みは30分から数時間続く)・放散痛がある(胸だけでなく、みぞおち・左肩・左腕・首・あごなどに痛みが波及する)。
脳血管障害の危険因子
(ハイリスク)
  • 加齢(男性45歳以上・女性55歳以上)
  • 過去に脳梗塞を起こしたことがある、もしくは脳梗塞の疑いがある
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 高脂血症(コレステロールが高い・中性脂肪が高い)
  • 高尿酸血症
  • 肥満
  • ヘビースモーカー
  • メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満で高血圧・糖尿病・脂質異常症のうち2つ以上該当する状態)などの生活習慣病がある
  • 運動不足
  • 飲酒
  • 塩分過多な食事

異変があった場合は、頭部MRAだけでは細い血管までは判別しにくいため、造影剤を用いる頭部血管造影や3D-CTA(三次元脳血管造影)などのさらに詳しい検査を行い病気の診断を行いましょう。
脳動脈瘤が発見された場合、定期的に大きさが変わっていかないかチェックすることが重要になります。
前回のデータと比較するため同じ医療機関で検査するか、違う施設で受診する場合は検査時のデータ(CD-R等)を持参するようにして半年~1年に1回を目安に経過観察を行ないましょう。

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