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頸部MRA検査

明瞭な頚部血管が抽出されます

頸部MRA(磁気共鳴血管画像)とは、磁気共鳴という物理現象を応用して頸部の血管の状態を詳しく立体画像化し、頸動脈の動脈硬化の程度を観察する検査方法です。
動脈硬化とは、動脈の壁が硬くなり動脈壁の弾性が低下した状態のことを言います。
首は心臓から脳へ血液を送る血管の通り道で、首筋には頸動脈が走っています。
頸動脈の動脈硬化は脳の血管を詰まらせる原因になることから脳血管障害に繋がり、頸動脈が細くなっていたり血栓ができていたりすると、全身の動脈にも同じような異変が起きている可能性があります。
CT検査と異なりX線による被爆もないため、体への負担がなく脳の血管の状態を知ることができます。
この検査では造影剤は使用しません。

頚部MRA 方法
  1. (1)身に着けているアクセサリーなどの金属類を外し、検査着に着替えます。
  2. (2)検査台の上に寝ます。
  3. (3)筒のような形の大きな磁石の中に入り、強磁場超電動装置が自動的に動いてきて撮影が行われます。
検査中大きな音がするためうるさく感じますが痛みのない検査です。
検査時間は約30~60分です。
検査時の注意点
  • MRI検査は金属が装置に引っ張られ危険なため、体内に金属を埋め込んでいる方や刺青・アートメイキングを施されている方は検査を受けられない場合があります。
  • 閉鎖空間で大きな音がするため、閉所恐怖症の方は事前に担当者に相談しましょう。
  • 眼鏡・ピアス・イヤリング・ネックレス・ヘアピン・腕時計・鍵・入れ歯・携帯電話・磁気カード・カイロ・補聴器は磁力の影響を受ける可能性があるため検査室への持込は厳禁です。

動脈硬化は自覚症状がなくても潜んでいます

頸部MRAは、全身の動脈硬化の程度を示す一つの指標として頸動脈の動脈硬化を調べ、脳血管疾患(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血など)・早期の動脈硬化などの発見・診断に役立ちます。

自覚症状
脳血管疾患 ろれつが回らない・手足の片方がしびれる・激しい頭痛・視野がいつもと違うなど。
動脈硬化 自覚症状なし。
動脈硬化の危険因子
(ハイリスク)
  • 加齢(男性45歳以上・女性55歳以上)
  • 過去に脳梗塞を起こしたことがある、もしくは脳梗塞の疑いがある
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 高脂血症(コレステロールが高い・中性脂肪が高い)
  • 高尿酸血症
  • 肥満
  • ヘビースモーカー
  • メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満で高血圧・糖尿病・脂質異常症のうち2つ以上該当する状態)などの生活習慣病がある
  • 運動不足

異変があった場合は、頸部MRAだけでは細い血管までは判別しにくいため造影剤を用いる検査を行い病気の診断を行いましょう。
動脈硬化は症状がなくても静かに進行していきます。45歳を過ぎたら頸部MRを受けてみましょう。

MRI/MRA検査

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