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日本人女性の死亡原因TOP5徹底解説

平成24年の総死亡数は125万人で、そのうちの60万人が女性です。死亡原因の上位を占めるのは、がんや心疾患などの生活習慣が原因となり引き起こされる病気で、近年、これらの病気による死亡割合が増加しています。がんや心疾患などによる死亡リスクは生活習慣の改善や、検査による早期発見で減少させることができるため、国や各自治体でも、検診や病気の啓発活動に力を入れています。

ここでは、日本人女性に多い死亡原因を徹底的に解説していきたいと思います。

第1位:悪性新生物

乳がんのピンクリボン

平成24年の日本人女性のがん(悪性新生物)による死亡者数は14万人で、女性の死亡者数全体の24.3%を占めています。男性の32.8%と比較するとかなり低いものの、総死亡者の約4分の1が、がんで死亡していることになり、現在もがんによる死亡率は増加し続けています。

身体の部位別に見た死亡率は、

  • 1位:大腸がん(結腸がんと直腸がんの合計)
  • 2位:肺がん
  • 3位:胃がん
  • 4位:膵臓がん
  • 5位:乳がん

となっています。

昭和期には、がんだけで見れば男女ともに胃がんによる死亡率が圧倒的に高かったものが、現在では、肺がんや大腸がんによる死亡が急増し、胃がんはがん全体の第3位になっています。

なお、大腸がんの増加は食の欧米化が、肺がんの増加は喫煙率の増加が関与していると考えられています。

また、女性特有のがんである乳がんは罹患率では第1位になっていますが、乳がんの場合は触診やマンモグラフィー(乳房X線検査)による検診で早期に発見できれば完治する確率も高いため、死亡率は第5位にとどまっています。

第2位:心疾患

女性の死亡原因の第2位は心疾患で、死亡者数は10万人、女性の死亡率全体の17.6%を占めています。

心疾患は心臓に起きる病気の総称ですが、心疾患で最も多いのが「虚血性心疾患」です。

「虚血性心疾患」は、心臓の筋肉に血液を供給している冠動脈が、主に動脈硬化などが原因で狭くなったり(狭窄)、詰まったり(閉塞)して、心臓への血液の供給が滞ることで起こります。

「虚血性心疾患」には<狭心症>と<心筋梗塞>がありますが、<狭心症>は冠動脈が狭くなっただけなので、多くの場合、血流はすぐに回復します。

しかし、<心筋梗塞>の場合は、血栓などにより冠動脈が完全に詰まってしまうため、短時間で血流が回復せずに、心臓の筋肉が壊死を起こします。壊死の範囲が広がると、心臓の機能が低下し、死に至ります。

症状としては、胸に強い痛みを感じることがあげられます。

男性と比較し、30代から50代では心疾患による死亡割合は低いですが、70代以降の高齢になるにつれて、男性と比べて心疾患による死亡割合が高くなっているという特徴があります。

第3位:脳血管疾患

女性の死亡原因の第3位は脳血管疾患であり、死亡者数は6万人で、全体の10.5%を占めています。

脳血管障害は、脳に酸素と栄養を運んでいる血管の障害により、脳細胞が破壊される病気です。

脳の血管が破れて出血する「出血性脳血管疾患」と、脳の血管が詰まる「虚血性脳血管疾患」に分けられ、脳卒中とも呼ばれています。心疾患と同様に、動脈硬化が代表的な原因となっています。

昭和20年代後半から50年代前半にかけて、脳血管疾患は日本人の死亡原因の第1を占めてきました。

近年は、医療技術の進歩により、脳卒中や脳梗塞を起こしても死亡するリスクは減少しましたが、身体の麻痺、言語障害や視覚障害などの深刻な後遺症が原因で介護が必要になったり、寝たきり状態になるなどのことが問題となっています。

第4位:肺炎

肺炎での女性の死亡者数は、5万人で女性の死亡者数全体の9.6%を占めます。

戦後の経済の発達により栄養状態が改善され、肺炎による死亡者数は一旦減少していますが、50年代後半から、高齢者人口が増加するに伴って、肺炎による死亡の割合が再び増加しています。

第5位:老衰

老衰による死亡は、4万人で全体の7.7%を占めます。

男性の2.2%と比較するとかなり高い割合になっています。当然のことですが、高齢になるほど死亡原因に占める老衰の割合が増加します。

100歳以上ですと死亡原因の第1位が老衰ですが、100歳以上の人口は男性6千人に対して、女性4万人と女性が圧倒的に多く、女性の方が老衰の割合が高い理由の一つであると言えます。

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