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「認知症かな?」と思ったら…。

認知症患者は年々増加し、認認介護(認知症の方が認知症の方を介護すること)など、介護問題が大きく取り沙汰されています。認知症患者は2010年には全国で約226万人(65歳以上の高齢者の8.1%)、2020年には292万人(高齢者の8.9%)に増加すると推測されています。若年層の認知症患者も増加しており、今や人ごとではすまない状況になってきています。

認知症は、必ず脳に何らかの病的変化が認められます。単なる加齢とは異なる病気ですので、他の病気と同様に早期発見・早期治療が重要となります。

ここでは認知症の前兆についてご紹介していきます。

もの忘れが多くなる

認知症の代表的な症状に記憶障害があります。

いわゆる物忘れで、人や物の名前が出てこなくなる、同じことを何回も言う、同じことを何回も聞く、置き忘れ・しまい忘れがひどくなる、戸締りや蛇口の閉め忘れなどが目立つようになるなどの症状が見られます。

しかし、歳をとれば誰でも記憶力は低下するため、認知症による物忘れと老化による物忘れをきちんと区別する必要があります。

一般的に、加齢による物忘れの場合は、体験したことの一部を忘れているだけなので、その体験の他の記憶から忘れていた部分を思い出すことができます。

しかし、認知症の場合は、体験そのものを忘れているので思い出すことが困難です。また、認知症の人は、新しいことを覚える能力(記銘力)の低下が顕著であるという特徴があります。

今まで出来ていたことができなくなる

今まで日常的に行なってきた洗濯や家事などのやり方がわからなくなる、簡単な計算ができなくなるなどといった症状が見られます。

また、普段と同じようにやっているつもりでも、やり方がわからなくなっているため、失敗が目立つようになります。

時間や場所がわからなくなる

今現在の時間や場所についての感覚を見当識と言いますが、この見当識が害されるのも認知症の特徴の一つです。見当識が害されると、時間や場所の感覚が曖昧になり、今いる場所や今の時間がわからなくなります。

また、場所の感覚がわからなくなるため、慣れている道でも迷うことがあります。

やる気がなくなる

認知症にかかると気力の低下が見られます。いままで興味があったものに対して興味を持てなくなったり、身だしなみが気にならなくなる、日課としていたことをやらなくなったなどといった症状があらわれます。

しかし、気力の低下についてはうつ病が原因の場合もあるため、専門の医療機関での診察が必要となります。

性格が変わる

認知症により性格が変わることがよくあります。

特に、前頭側頭型認知症(前頭葉と側頭葉の脳萎縮が原因となって起こる認知症)の場合、暴言・暴力が見られるようになったり、万引きなどの反社会的行動が見られるようになったりします。

本人が不調を感じて、気持ちが落ち着かずイライラすることも多くなります。以前よりイライラして怒りっぽくなったと感じたら、認知症が原因である可能性もあります。

また、記憶力の低下によって物がどこにあるのかわからないことが多くなり、その結果、誰かに盗まれたと勘違いすることもあります。以前よりも疑り深くなった場合も、認知症による可能性があります。

認知症の初期の兆候は些細な変化なので、身近に接している家族しか気付かない場合もあります。

しかし、このような変化に家族が気付いても、すぐに医療機関に相談したり受診させた家族は10%以下と大変少ないのが現状です。また、本人が異常に気づいても、認知症と診断されるのが怖いため、医療機関を受診しない場合も多くあります。

残念ながら、現在の医療では、基本的には認知症を治すことはできませんが、薬などで認知症の進行を抑えたり、症状を軽くすることはできます。

小さな兆候に気付いた時点で早めに医療機関を受診することにより、本人ばかりではなく、介護をする方の負担も軽減することができるのです。

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