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健診結果の見方

検診結果の紙

会社での健康診断や人間ドックなど、ほとんどの方は何らかの健康診断を受けているでしょう。病気の早期発見のためには健康診断は非常に重要ですが、それだけでなく、日常の健康管理にも検診結果は十分に有用な情報を提供してくれます。特に血液検査の結果は、数値がたくさん並んでいるものの、どれにどんな意味があるのかわからない方も多いのではないでしょうか。

そこで、ここでは健康診断項目のうち代表的な血液検査の結果について、その検査値の見方を解説致しますので、健康管理にお役立てください。

一般的な注意事項

基準値はあくまでも目安のため、基準値に入っていないからといって必ずしも異常とは限らない場合や、基準値にギリギリ入っている場合でも異常がある場合もあります。また、検査方法やその日の体調、前日の食事内容によっても検査値は変化します。

基準値の範囲内なら良くて、範囲に入っていないと良くないというのではなく、他の結果と合わせて考えたり、項目によっては食事などの生活習慣を改め、経過を観察するといったことが重要になります。

肝機能に関する検査項目

総タンパク

血液中のタンパク質の量で、基準値は6.5~8.0g/dLです。基準値以下の場合は栄養障害、ネフローゼ症候群、がん、などの可能性があり、基準値以上の場合は慢性炎症、脱水、多発性骨髄腫の可能性があります。

アルブミン

アルブミンは肝臓で合成されるタンパク質で、血液のタンパク質の中でもっとも多く含まれるタンパク質です。基準値は4.0g/dL以上で、それより少ない場合は、肝機能障害の他、ネフローゼ症候群や栄養障害の疑いがあります。

AST(GOT)とALT(GPT)

AST:アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(GOT:グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)と、ALT:アラニンアミノトランスフェラーゼ(GTP:グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)はどちらも、肝臓に多く含まれている酵素です。肝臓の疾患で肝細胞が破壊されると血液中に漏れ出し、検査値が高くなります。

基準値はAST、ALTともに30U/L以下で、それより高い場合は、肝炎、アルコール性肝炎、肝臓がん、脂肪肝など肝臓の疾患が考えられます。また、ASTは肝臓の他に心筋や骨格筋にも多く存在しますので、ALTは正常にも関わらず、ASTのみ値が高い場合は、心筋梗塞、筋ジストロフィー、多発性筋炎などの疑いがあります。

γ-GTP

γ-GTPは肝臓に多く含まれる酵素で、主に肝臓での解毒に関与しています。ASTやALTと同様に、肝炎や肝臓がんなどの肝臓の疾患で数値が上昇しますが、ASTやALTよりも早期に反応が現れます。

その他に、膵炎や膵臓がんなどの膵臓の病気、心筋梗塞、胆管の異常などによっても数値が高くなります。基準値は50U/L以下です。

腎臓機能に関する検査

クレアチニン

アミノ酸の代謝により排出される老廃物で、通常は腎臓で濾過されて尿中に排泄されるため、腎臓機能の評価の指標になります。また、筋肉量が多いほど排出量が多くなるため、筋肉量の異なる男女で基準値に差があり、男性は1.00mg/dL、女性は0.70mg/dLとなります。この値が高い場合は、腎臓の濾過機能が低下していることを示しています。

脂質代謝に関する検査

総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール

コレステロールは脂質の一種で、生体内ではホルモンや細胞膜の合成に関与しています。コレステロールには、HDLコレステロール(高密度リポタンパク質コレステロール)とLDLコレステロール(低密度リポタンパク質コレステロール)の2種類があります。HDLコレステロールの基準値は40~119mg/dLで、LDLコレステロールの基準値は60~119mg/dLです。

善玉コレステロールと呼ばれるHDLコレステロールの数値が低くなると動脈硬化のリスクが高くなり、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールの数値が高くなると動脈硬化の原因となります。

総コレステロールの基準値は140~199mg/dLで、基準値を超える場合は、動脈硬化、脂質代謝異常、家族性高脂血症、甲状腺機能低下症のリスクがあります。反対に基準値よりも低い場合は栄養障害、肝硬変などの可能性が考えられます。

中性脂肪(TG:トリグリセリド)

中性脂肪は最も一般的な脂肪の形態で、体に蓄えられる脂肪も中性脂肪の形態です。基準値は30~149mg/dLで、値が高い場合は、動脈硬化、肥満、糖尿病など、様々な生活習慣病のリスクが高くなります。

糖代謝に関する検査値

血糖値

血液中のブドウ糖の濃度です。血液中のブドウ糖の量は食事後に上昇するため、検査の前日から食事を食べない状態で検査する場合もあります(空腹時血糖)。

基準値は70~109mg/dL(空腹時血糖)で、数値が高い場合は糖尿病の他、膵臓がん、ホルモン異常などが考えられます。

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)

HbA1cも血液中の糖の濃度を示す指標です。血糖値と違う点は、過去1~2ヶ月の血糖値の状態を反映しているため、その日の食事や体調に左右されない日常的な血糖値の状態が把握できることです。

基準値(NGSP値)は5.8%未満で、6.5%以上の場合は糖尿病型と診断されます。

以上の検査値はあくまでも目安ですので、異常が見られた場合は、早めに医療機関を受診し、きちんと検査してもらう必要があります。

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