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胃潰瘍/十二指腸潰瘍

胃や腸の痛み、もしかして穴が開いているからかも…

胃潰瘍でお腹をおさえる男性

胃潰瘍・十二指腸潰瘍は、消化液が自分の胃や十二指腸の粘膜を溶かし、筋層にかけて穴があく(潰瘍ができる)病気です。

胃潰瘍は40代~60代に好発し、食後に心窩部痛(みぞおち辺りの痛み)が出ることが多くなっています。

十二指腸潰瘍は20代~40代の男性に多く見られ、空腹時に心窩部痛が出ることが多くなっています。

十二指腸潰瘍では胃酸が多い過酸症であることが非常に多くなっていますが、胃潰瘍の場合では胃酸分泌が正常かやや少なめの方に多いといわれています。

日本では十二指腸潰瘍より胃潰瘍が多くなっていますが、沖縄では欧米と同様に十二指腸潰瘍の方が多くなっています。

潰瘍の進行度合いは段階別に分類されており、潰瘍の深さにより粘膜のみの欠損・ただれのUI-Ⅰ、粘膜下層まで欠損したUI-Ⅱ、筋層まで欠損したUI-Ⅲ、筋層の下の漿膜に達したUI-Ⅳの4段階に分けられます。

潰瘍の2大要因は実は身近なもの!?

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因は、粘膜を保護する防御因子と、胃酸やペプシン等の消化酵素のように粘膜を攻撃する攻撃因子のバランスが崩れるところにあります。

消化管粘膜の防御因子としては、粘液・粘膜血流・胃粘膜保護作用のあるプロスタグランジン等があり、攻撃因子としては胃酸・ペプシン・ストレス・喫煙・ピロリ菌・NSAIDs(非ステロイド性解熱鎮痛薬)・アルコールの多飲等があげられます。防御因子が弱くなっても攻撃因子が強くなっても胃潰瘍・十二指腸潰瘍を起こすリスクは高まります。

消化性潰瘍の原因のうちピロリ菌に由来するものは胃潰瘍で75%前後、十二指腸潰瘍で95%です。ピロリ菌に感染すると炎症が起き、白血球やリンパ球から放出される物質により消化管粘膜がもろくなってしまいます。

NSAIDsの服用は胃粘膜を保護するプロスタグランジンの生成を抑えてしまいます。そのことで潰瘍ができやすくなってしまいます。

気をつけて!胃潰瘍・十二指腸潰瘍が招く三大合併症

消化管潰瘍では心窩部痛が良く出る症状で、食後又は夜間の空腹時に持続的に起こります。胃酸が多く出ているときはげっぷやむかつきといった症状も出てきます。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍は合併症が怖く、出血・穿孔・狭窄が三大合併症と言われています。

出血は吐血したりタール便といって海苔の佃煮のような便が出たり、ひどい場合は急激に大量出血をするリスクもあります。

また貧血等も起こることがあります。穿孔は胃等に穴が開いてしまうことで、上腹部の突然の激痛等が起こります。狭窄は胃の出口にあたる幽門部が狭まることで、胃の内容物が腸へと流れにくくなります。

X線検査・内視鏡検査、受けていますか?

バリウムによるX線検査では、潰瘍の陥凹部にバリウムが貯留したニッシェと呼ばれる所見を示します。

治りかけ等は潰瘍部に粘膜ヒダが向かって集中する、ひだ集中像が見られることもあります。

十二指腸の球部では変形が見られることもあり、クローバー状や歯車状になることがあり、まとめてタッシェと呼ばれています。

内視鏡はX線検査の数倍以上の情報量です。潰瘍ができ、間もない活動期は潰瘍部は白っぽく厚い滲出物で覆われています。この時期は合併症のリスクがあります。

治癒過程期に入ると自覚症状もなくなり潰瘍は縮小し周りが赤っぽい粘膜で囲まれてくるようになります。治った後の瘢痕(はんこん)期は潰瘍は閉じ白い滲出物はなくなります。

ヘリコバクター・ピロリ菌に感染していると胃潰瘍や十二指腸潰瘍のリスクが高くなります。ピロリ菌検査をすることでそのリスクが高いか低いかを知ることができます。

検査方法には、診断薬を飲み服用前後の吐く息を診断する尿素呼気試験法、血液や尿の抗体を調べる抗体測定法、便の中にあるピロリ菌抗原の有無を調べる糞便中抗原測定法の他に、内視鏡で胃粘膜を少し採取し培養して調べる培養法、ピロリ菌の酵素ウレアーゼを確認する迅速ウレアーゼ試験、特殊な染色で染色して調べる組織鏡検査があります。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍はX線や内視鏡検査で簡単に診断できます。40歳になったら定期的に診断を受けるようにしましょう。

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