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甲状腺がん

タイプの違う4つの甲状腺がん

甲状腺がんの疑いがあり、心配そうにのど元をおさえる女性

甲状腺は頸(くび)の前面にあり、気管を前面から囲むように位置している蝶が羽を広げたような形をした臓器で、ヨード(ヨウ素)を使用し新陳代謝を促進したり成長を促すホルモンを分泌しています。

甲状腺がんは、甲状腺にできるがんの総称で、「乳頭がん」「濾胞がん」「髄様がん」「未分化がん」の4タイプに分類されます。

全体の割合は、乳頭がん約90%、濾胞がん5%、未分化がん1~2%、髄様がん1~2%、となっており、女性が罹患することが多くなっています。

乳頭がん・濾胞がん・髄様がんは30~50歳、未分化がんは60歳以上に多くみられます。

のど元にしこりができることで気がつくことが多くなっています。

初期には無症状のことも多く、発見にはしこりの発見が第一ですが、触っただけでは腫瘍の種類がわからないことが多いため、医療機関を受診し、頸部超音波検査CT、シンチグラムなどで検査を行います。

それぞれのがんは違った特徴をもっており、全く異なる疾患と考えて診断・治療されています。

放射線被曝により高まる甲状腺がん発生率

甲状腺がんは、放射線を多量に浴びることや、遺伝的な要素が、罹患の要因になっています。

原爆被爆地や原発事故などでの放射線被曝により小児期の甲状腺がんの発生率が高くなります。また髄様がんは家族性で遺伝子異常により発生します。

その他がん遺伝子やがん抑制遺伝子が多段階に変異して、異常が蓄積していくことによって発症するのではと推定されています。

乳頭がんと濾胞がんは濾胞上皮細胞由来の分化型がんで、これにがん抑制遺伝子p53の変異が起こると未分化がんが生じると考えられています。

しかしはっきりとした原因は明らかになっていません。また髄様がんは約1/3が遺伝性でRET遺伝子の突然変異であることがわかっています。

がんの発見には"しこり"がポイント

甲状腺乳頭がんは、初期はしこりがあるだけで無症状ですが、進行していくと気管や食道、神経を圧迫するので息苦しくなったり、ものが飲み込みにくくなったり、声がかれたりしてきます。

甲状腺の周囲のリンパ節に転移して腫れが目立つこともあります。乳頭がんは進行がゆるやかですが、ある時期から急速に進行することがあるので注意が必要です。

濾胞がんも乳頭がんと同様に、初期はしこりがあるだけで無症状の場合が多く、転移は肺・骨・肝臓等が多くなっています。

未分化がんは早くから周囲への圧迫による疼痛や発赤などの症状が強く出てきます。髄様がんは硬い甲状腺腫がみられます。

超音波+生検で甲状腺がんを見つける

頸部超音波検査によって、腫瘍の有無・大きさ、腫瘍が腺腫なのかがんなのかが診断されます。

頸部CTやMRI、PETより感度や費用面から頸部超音波検査が優れていてルーチンに行われています。

超音波検査のエコーの状態から良性病変である膿疱性良性結節と甲状腺乳頭がん・濾胞がんを区別することができます。

最終的には甲状腺腫瘍部位から生検(組織を採取して検査)をして良性・悪性の鑑別を行い、特徴がしっかりわかる組織診により濾胞がん等のがんの識別を行います。

濾胞がんは不ぞろいな濾胞構造があります。

未分化がんは多形で巨核または多核をもっています。また細胞診により乳頭がんは乳頭状に密に増殖した細胞の集塊を、濾胞がんは大小不同の濾胞状の細胞集塊を、未分化がんはたいへん異型性が強く、大型で多形性の細胞があります。

甲状腺シンチグラフィは、標識されたヨウ素又はテクネシウムを用いてがん等の機能性の鑑別をします。髄様がんの場合は、腫瘍マーカーであるCEA及びカルシトニンが高値になることから測定されることがあります。

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