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くも膜下出血

社会復帰の確率が1/3と言われる重い病気

くも膜下出血を表した脳の3D画像

くも膜下出血は、脳表面の血管病変によってくも膜下腔へ出血が起こってしまっている状態の病気です。

死亡したり重度後遺症を残す割合も多い病気です。急速かつ重篤な経過をたどることが多いので、素早い対応やちょっとした徴候を見逃さないことも大切なことです。

1/3ルールと言って、社会復帰できる患者・重度後遺症を残す患者・死亡してしまう患者の割合が1/3ずつになると言われるほどの病気です。

3大予後不良因子として、一時的脳損傷・再出血・脳血管痙縮があり、一時的脳損傷は意識の低下や呼吸障害・不整脈などを引き起こすこともあります。

くも膜下出血の原因の8割は脳動脈瘤破裂

くも膜下出血の原因の約8割が脳動脈瘤破裂で40~60代の女性に多くみられます。

次に多いのが全体の約5~10%の脳動脈奇形によるもので20~40代の男性に多くみられます。

残りの約10%がその他になりますが、出血がくも膜下腔に流れる脳出血、頸動脈が閉塞し脳底部に血管網ができて起こるもやもや病、脳血管の炎症で出血した脳血管炎、白血病や血友病で凝固・線溶異常による出血などが原因としてあげられます。

バットで殴られたような突然の激しい頭痛

出血の程度によって症状が変わってきますが、頭痛・頭重・嘔吐等の比較的軽い症状だけの場合もありますが、だいたいはバットで頭を殴られたような突然の激しい頭痛があります。
それに伴い吐き気や意識障害、けいれん等が起こります。

脳動脈瘤が破裂すると、その静脈血が急速に脳のくも膜下腔に流れてきます。このとき勢いが強いと脳内や脳室内にも出血が拡がることもあります。
すると脳が圧迫されて、頭蓋内圧が上がってきて、脳循環不全が起こり脳血流量が減り虚血状態になってしまいます。
そうするとうまく栄養や酸素も行きわたらず意識の低下・消失が起こってきます。さらに脳幹に圧がかかることによって呼吸障害や不整脈がでてくることもあります。

さらに脳組織の水分量が増加することで脳浮腫(脳がむくんだ状態)が起こり、脳ヘルニア(硬膜で仕切られた脳が本来の位置から押し出された状態)が起こり、意識障害・麻痺・呼吸停止などの重篤な事態になってしまいます。

症状を見てから画像で出血場所を判断します

突然の激しい頭痛と嘔吐や意識障害、めまい、動眼神経麻痺といった一般的症状に加えて、髄膜刺激症状として、項部硬直(頭部を持ち上げるときのみ首に明らかな抵抗や疼痛)、ケルニッヒ徴候(膝関節を135°以上伸展できない)、ネックフレクションテスト(下顎が前胸部につかない、屈曲時の明らかな抵抗や疼痛)等が確認されます。ここでくも膜下出血が疑われ、頭部CTやMRIを行い、くも膜下腔の出血所見と位置を確認できたらくも膜下出血になります。

症状からして疑わしいもののCT・MRI等で出血が確認できなかった場合は、髄液検査で血液が混じってないか確認を行うこともあります。

動脈瘤の有無については、デジタル血管造影で造影剤を注入して脳血管のみを見るDSA(デジタルサブトラクション血管造影)又は、ヨード造影剤を注入しながら血管造影を行う3D-CTA(CT血管撮影)で検査していきます。

造影剤にアレルギーがある方に対しては、MRI装置を使い血管内で移動しているプロトン、つまり血流のみを画像化するMRA(磁気共鳴血管造影)が行われます。

頭部のCT・MRI・MRAを行うことにより、くも膜下出血の原因となっている動脈瘤を見つけることができます。高血圧をコントロールしたり禁煙したり、生活習慣を改善することでリスクを下げることができます。

40歳を過ぎたら頭部の画像診断をしておくことをお奨めします。

くも膜下出血が気になる方におすすめの医療機関

病気とリスク