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脂質異常症

高くても低くてもNG。"平均値"が重要な脂質

食事をしている脂質異常症の男性

脂質異常症とは、血液中の「脂質」の量が、正常範囲を超え、高値あるいは低値を示すものです。

健診などで測定される血液中の脂質には、悪玉コレステロール(LDL-C)、善玉コレステロール(HDL-C)、中性脂肪があります。

血液検査での項目のひとつとなっている「総コレステロール(T-Co、TC、T-Ch)」とは、悪玉コレステロール、善玉コレステロール、中性脂肪を合わせたもので、3つの脂質から「総コレステロール=善玉コレステロール+悪玉コレステロール+(中性脂肪÷5)」で算出することができ、これら3つが測定されている場合は、総コレステロールの値は省略されることがあります(中性脂肪値が400mg/dlを超える場合は適用できません)。

以前は、血中脂質が高いことが問題だとして、「高脂血症」と呼んでいました。

しかし、善玉コレステロールは高いほど良く、むしろ低い方が問題であることや、中性脂肪と総コレステロールは低くても弊害があることから、現在では、正常範囲を超えた脂質代謝の異常として、「脂質異常症」あるいは「脂質代謝異常」と呼んでいます。

気をつけましょう、生活習慣と肥満

食生活の乱れや運動不足といった生活習慣のほか、もともとの体質や遺伝も要因になります。が、多くは肥満が原因となります。

食事で摂るエネルギー量が、体の維持や運動で使うエネルギー量よりも多い場合、余ったエネルギーは血液の中に溶けた後、脂肪として蓄えられます。

常に摂取エネルギー量が多いと血液中の脂質量も常に多く、脂肪が蓄え続けられることになるのです。これが、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールが高くなるしくみです。

悪玉コレステロールが高いと動脈硬化を生じやすくなりますが、反対に善玉コレステロールは動脈硬化を防いでくれます。

静かに進行する動脈硬化

脂質代謝に異常があっても、自覚症状はありません。
しかし恐いのは、動脈硬化による脳・循環器系疾患のリスクです。動脈硬化は、動脈の壁が厚くなったり、血管の壁に脂質が入り込んで「硬くて脆い血管」になった状態です。

血中の多過ぎる脂質は、全身の血管に確実にダメージを与え続け、動脈硬化を引き起こします。

その結果、何年か、あるいは数日後か、数時間後か…、突然、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞などを起こすかもしれません。

中性脂肪が慢性的に高い状態が続くと、善玉コレステロールも反比例して減少しますので、中性脂肪と悪玉コレステロールが高い方は、動脈硬化のリスクが高いと言えるでしょう。

また、糖尿病で慢性的に血液中の糖質が高いと、血管壁は脆くなります。

さらに、高血圧症による血管壁への高いプレッシャーも血管へダメージを与えますので、「脂質代謝異常+糖尿病+高血圧」の状態は血管が脆く壊れやすくなり、脳•循環器系疾患のリスクが何倍にも跳ね上がります。

高中性脂肪血症は、命の危険も…

動脈硬化は何年もかけて進行していくものですが、高中性脂肪血症は短時間でも危険です。

一瞬でも中性脂肪が著しく高い状態(概ね1500mg/dl)になると、膵臓の血管に中性脂肪が詰まり、膵臓がその消化液で自らを消化してしまう「急性膵炎」になるリスクがあります。

これは命にも関わる疾患ですので、体質的に中性脂肪が高い方は特に食生活(油ものや甘いもの、アルコールは控える)に注意しましょう。

基本的に血液検査

血液検査を行います。血液中の脂質、特に中性脂肪は食事の影響を受けますので、検査前の食事は絶食とします(糖分や脂肪を含まない水やお茶などは可)。前日夜の飲酒も控えましょう。

超音波検査で動脈硬化の進行をチェック

動脈硬化の進行が予想される場合、その程度を調べるために超音波検査を行います。

これは、超音波で首の付け根あたりの動脈を画像化し、血管壁の厚さやプラーク(血管壁に脂質が入り込んだもの)、血管の内腔の狭まりを見るものです。

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