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腎細胞がん

気づいたら転移していた…転移しやすい腎細胞がん

腎細胞がん患者にとって不可欠の人工透析機

腎臓は背中側の腰よりも上の辺りに位置し、左右に一対あります。ソラマメのような形をしており、大きさは握りこぶし程度です。

厚い壁(腎実質)と内部空間(腎盂)から成り、腎実質の尿細管で血液が濾過されて尿が作られ、腎盂から尿管、膀胱、尿道を通り体外へ排泄されます。この尿細管内にできるがんが「腎細胞がん」です。

腎細胞がんは、血管内で広がるタイプが多いため、血流に乗って他の臓器へ転移しやすいという特徴があります。

肺・脳・肝臓・骨など血管が豊富な臓器へと転移しやすく、腎細胞がんの症状よりも、転移した臓器の症状で発見されることも少なくありません。

がんリスク向上要素は、喫煙・肥満・高血圧・遺伝

腎細胞がんの明確な原因はわかっていませんが、喫煙者、肥満、高血圧の方は腎細胞がんのリスクが高まる傾向があります。また、遺伝的要因の関与も指摘されているため、血縁関係のある方に腎細胞がんを患った方がいれば、注意が必要です。

40歳以降、60代から70代にかけて好発するとされています。男女別では約2:1の割合で男性が多い傾向がみられます。

他には、長期間に渡って人工透析を行っている方の罹患率が高く、悪性腫瘍、とりわけ腎細胞癌が発生しやすいとされています。この場合の罹患率は一般人の発生率に対して30倍程度高いと報告されており、特に腎臓がんの定期検査を受けることが推奨されています。

三大症状は、痛み・血尿・腫瘤

小さいサイズのがんでは、ほとんど症状はありませんが、がんが大きくなると、痛み、血尿、腫瘤形成といった症状が現れます。尿に血が混じったり、背中から脇腹にかけての痛みや腫れといった局所的な症状だけでなく、原因不明の微熱や倦怠感が長く続く場合もあります。

腫瘍形成に伴う腎機能の低下により、貧血、高血圧、高カルシウム血症、赤血球増加などがみられたり、腫瘍が他の部位へ転移して、転移した部位の症状が先行してみられることがあります。

造影剤を使うCT検査が早期発見に有用です

CT、MRI、超音波検査など、腎臓を画像化して癌の大きさや形、浸潤などを調べます。

腎細胞がんに最も有効な検査は、「ダイナミック造影CT」です。

この検査は、血管内に造影剤を注射して短時間に連続して撮影することで、正常な部分と病変部との陰影を鮮明に、かつ血流による変化を映し出すことができるという特長があります。

腎細胞がんが発生する腎実質は血流量が多いため、造影剤注射後、腎実質で時間の経過とともにどのように映し出されるかといった画像での情報が診断の決め手になります。また、腎臓だけではなく、撮影可能な周辺の領域を同時にチェックすることで、転移の有無を調べることが可能です。

MRIは、CTよりも画像が鮮明に映し出されるため、腫瘍の性質まで調べることができます。造影剤にアレルギーがあり、ダイナミックCTが実施できない場合には、MRIが有用です。

腎細胞がん患者の約半数は、人間ドックなどの腹部超音波検査で偶然に見つかる無症状性のものです。

そのため、被爆や痛みの心配など検査を受ける側への負担がほとんどない超音波検査は、スクリーニング目的や治療中・治療後の経過観察目的として比較的簡単に実施可能であり、非常に有用な検査といえるでしょう。

補助的に血液検査

確定診断には、CTやMRIといった画像検査が有用ですが、腎細胞がんの発生や、がんが転移したことによる各臓器の機能低下を調べるために血液検査を行います。

貧血検査や肝機能検査のほか、血中のカルシウム濃度、CRP(炎症反応)、LDH(乳酸脱水素酵素)もチェックします。

LDHは、高値になる原因のひとつに悪性腫瘍があるため、腫瘍マーカー的な役割を果たしています。

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