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すい臓がん

早期発見が難しく"治りにくい"がん、すい臓がん

膵臓は胃の後ろ辺りに位置し、幅15㎝程の横に長い臓器です。

膵臓の働きは大きく二つあり、消化を助ける膵液を作る作用と、インスリン等の血糖調整に関わるホルモンを分泌する作用があります。

すい臓がんは膵臓に発生する悪性腫瘍で、膵臓内の膵液の通り道である膵管内に発生する膵管がんが大部分を占めています。

早期のすい臓がんは無症状の場合が多く、症状があっても明確なものではなく、「単なる体調不良かな?」と見過ごされやすいことが早期発見を難しくさせています。

何らかの症状があって検査を受けた、あるいは人間ドックなどで偶然に発見された場合でも、胃の後ろという膵臓が位置する場所の影響で放射線治療の効果が高くなかったり、抗がん剤が効きにくかったり、他の部位へ転移しやすいといった理由から、「治りにくいがん」のひとつとなっています。

乱れた生活習慣のままだとすい臓に負担が!?

膵臓が分泌しているインスリンは、糖代謝はもちろん、脂質代謝にも間接的に関与していることから、「生活習慣病に最も関わりのあるホルモン」と言えます。

そのため、健診(健康診断)結果で「脂質や糖が高く肥満気味。その生活習慣は改善した方が良い」と指摘されたことのある方は、膵臓がオーバーワークの過負荷の状態にあり、すい臓がんのリスクも高いと言えます。

特に糖尿病とすい臓がんとの関連性は高いことが指摘されており、糖尿病患者のすい臓がん発生率は、糖尿病ではない方よりも高い傾向にあります。

その他、喫煙やコーヒーなどのカフェイン摂取過多も誘因となります。

あいまいな初期症状が早期発見を妨げる

早期のすい臓がんには明確な症状がありません。
「胃の辺りが何となくおかしい」「最近、食欲が無くなった」といった曖昧な症状が多く、重篤な疾患のサインだと気付くことは難しいのが現状です。

すい臓がんの初期症状は、がんが膵液を分泌する膵管に発生しやすいことに由来しています。

膵管にがんが発生すると、膵液の流れが滞ったり、膵臓から十二指腸へ流れ出ないといった排出障害により、膵液が膵液自身を消化してしまう膵炎を招きます。また、膵液は脂肪や糖の分解といった食べ物の消化に関わっているため、膵液が作用できない状態では消化が不十分となります。

これらの理由から、腹痛や腰痛・背部痛、膵液の排出障害による食欲低下と体重減少、倦怠感、下痢といった症状がみられます。

また、すい臓がんが十二指腸に近い部分に発生して大きくなると、胆管を圧迫して胆汁の流れを停滞させるため、黄疸が生じます。

その他、膵臓は血糖調整を担うインスリンを分泌していることから、すい臓がんの発生に伴いインスリンの分泌異常が起こることがあります。

これまで血糖値は正常だったのに急に糖尿病を発症した、あるいは糖尿病が急に悪化したといった場合には、すい臓がんの可能性も否定できません。

画像検査と血液検査であいまいさを回避

すい臓がんの診断には、超音波検査(エコー)とCT検査が有用です。その他、内視鏡検査や血液検査などを組み合わせて行います。

(1)腹部超音波検査(腹部エコー)

超音波検査(エコー)は、被曝や痛みといった負担が無く、すい臓がんを疑う際に最初に行われる検査です。しかし、がんが小さい場合には発見しにくいといった短所があります。

(2)CT検査

CT検査は、がんの大きさや周囲への進展を調べます。また、血液中に造影剤を注射して行う造影CT検査では、がんへの血管の派生を調べることができます。がんへ血液が多く流れている状態は、がんへ酸素と栄養が豊富に送られていることを意味し、がんの成長が早くなると同時に、がん細胞が血液に乗って他の部位へ転移しやすくなります。CT検査はすい臓がんの診断には必須の検査です。

(3)血液検査

膵臓の酵素や腫瘍マーカー、黄疸の指標となるビリルビンなどを測定します。
リパーゼ、アミラーゼ、トリプシン、エラスターゼなどの膵臓の酵素は、膵臓疾患により分泌異常を起こします。ただし、すい臓がん以外の膵臓疾患でも異常値となるため、すい臓がんを疑うひとつの指標に過ぎません。

腫瘍マーカーとは、がん細胞が作るタンパク質やホルモンなどで、すい臓がんの腫瘍マーカーには、CA19-9、CA50、CEAなどがあります。この値を調べることでがん発生の手がかりとしますが、腫瘍マーカーは、がんの発生で必ず上がるものではないことや、がん以外の疾患で上がる場合もあります。

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