受けて安心の名医による専門ドックは、EPARK人間ドックから探す。
健保検診不可について
ようこそゲスト様
 

肺気腫

呼吸細気管支と肺胞が大きくなり破壊される病気です

肺気腫とは、呼吸細気管支と肺胞が大きくなり、破壊される疾患です。

肺胞は酸素と二酸化炭素を交換して全身に酸素を送りだしている器官であるため、これが破壊されると息を吸う時には空気が入っていくものの、吐き出す時に肺からうまく吐き出せなくなります。

これが進行していき、肺胞が破壊され続け肺全体が膨張していくと、ブラとよばれる袋が形成されることとなり、横隔膜を押し下げたり、心臓を圧迫したりすることになります。

この結果、胸が張り出すようになり、いつもなら疲れない運動をしていても息切れをするほか、酷くなれば安静にしていても息苦しくなります。

中年以降の男性に多く発症するとされており、喫煙との因果関係も指摘されています。また近年増加傾向にあります。

症状はゆっくりと進行していくため気になりにくいものですが、放置すると上記の通り呼吸困難に陥ったり、肺性心と呼ばれる症状が起きて右心室の肥大につながります。

また、肺気腫は肺組織が破壊されてしまう病気のため、現代医療ではできるだけ悪化しないようにするような治療を行うことしか出来ません。一度かかってしまうと、完治させることが出来ません。

喫煙と肺気腫の深い関係

肺気腫の患者の8割~9割が喫煙者であるため、喫煙との因果関係があることはほぼ間違いないようです。
中年以降の男性がよく発症することから、加齢による肺機能の低下も原因であると言えます。

男性は女性に比べて、発症率が2.5倍高くなっており、これは喫煙人口も関係していると考えられます。煙草は非喫煙者であっても副流煙によって肺気腫を罹患させることもあるので注意が必要です。

その他には、カドミウム等が原因で肺気腫を罹患する可能性が示唆されており、大気汚染や有毒ガスも原因の一つとして挙げられています。

このほか、先天的な要素としてα1-トリプシンという酵素が少ない場合に、これに環境因子が加わって発症することも分かっているため、遺伝的要素が推定されます。

肺気腫に罹ったらすぐに煙草をやめなければならないのはもちろんのことですが、煙草をやめたからといって病気の進行が止まることはありません。

しかし、だからといって喫煙を続けていれば肺気腫が急激に進行する可能性もあるため、禁煙することが無難です。

息切れ・痰・咳が酷い場合は要注意

肺気腫の代表的な自覚症状は息切れ、咳、痰、体重の減少、ゼーゼーとした息があります。
息切れの程度は季節や日によって変わることはあまりなく、体を動かした時は総じて息切れがすると言う状態になります。

咳は、肺気腫を患っている時に感染性の肺炎になった時や、肺性心になった時などに急激に酷くなることがあります。

痰は、慢性の気道炎症によりひどくなることがあります。

時には呼吸困難によって酸素濃度が低下すると、チアノーゼを呈することもあります。このとき不安感や意識障害を併発することがあります。

これらの症状と合わせて、嚥下障害や食欲不振が起こることもあり、食事を控えるようになれば体重減少、栄養失調につながります。これが重症化すると、起き上がれないほどに体力が低下してしまい、寝たきりの状態になってしまいます。

以上の通り、肺気腫は重い症状を呈することもあるため、初期症状のうちに医師の診断を受けるべきです。

息切れだけで診断することも有効で、肺気腫でなくとも肺炎や慢性気管支炎、肺がんであることが分かるかもしれません。

肺気腫検査のメインはスパイロ検査と画像検査

肺気腫を検査する時には、体に現れている症状を検査するだけでは判断が難しいため、それに加えてスパイロ検査と画像検査が行われます。

スパイロ検査(肺機能検査)

スパイロメーターという肺活量を測る筒を口にくわえ、思い切り息を吸い込んだ後にできるだけ速く息を吐き切ります。これは、吐き出した息の最大量と、最初の1秒間に吐き出した息の量を見る検査です。これらの数値を見ていくことによって肺気腫の程度が分かり、重症の場合には慢性呼吸不全を合併していることが分かります。

画像検査

胸部X線検査や胸部CT検査によって肺や横隔膜、肺胞の様子を観察していきます。特に、胸部X線検査では正常な人に比べて肺が大きくなっていることや横隔膜が平らになっていることが分かり、胸部CT検査では正常な人に比べて血管の影が減少していることが分かります。

病気とリスク

おすすめの施設