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梅毒検査

2つの検査で感染状態を推測

血液を調べる梅毒検査で主な方法に、TP法(TP自体が抗原)とSTS法(類脂質が抗原)があります。 私たちの体は体内に抗原(病原菌)が入ってくるとそれと戦う抗体を作ります。 この数値を見ることにより感染の状態などを推測することができます。TP法・STS法ともに梅毒トレポネーマ(TP)感染により体内で産生された抗体を検出することで、梅毒感染の有無を判定します。

  1. (1)TP法:梅毒トレポネーマ(TP)そのものに対する抗体を検出するためTP感染に特異的です。
    STSに遅れて陽性になる点と一度感染したら治療によりTPが消失した後も陽性が続くという2つの理由から、治療効果の判定には使えない欠点があります。
  2. (2)STS法:TP感染によって組織が破壊されたことに伴い、自己抗原が認識されて産生された一種の自己抗体です。
    STS法はTP法より早期に陽性化し、治療により陰性化するため治療効果判定の指標としても使用されていますが、自己抗体を検出するという原理から、TPへの特異性が弱いため梅毒以外の感染症・自己免疫疾患・妊娠などにおいて生物学的偽陽性(BFP)を呈するという弱点があります。

2つの検査法(TP法とSTS法)で調べた結果により、以下の4つに分類できます。

  1. (1)感染初期
  2. (2)現在感染している
  3. (3)過去に感染していた
  4. (4)感染していない
梅毒検査 方法 採血した血液で検査します。
検査時の注意点
  • 潜伏期間は約3週間です。梅毒の抗体はできるのに時間がかかるため、感染する可能性があった日から4週間後以降に検査に行きましょう。
  • セックスパートナーも感染している可能性があるため、2人同時に検査をしましょう。

症状の変わり目は3がポイント(3週間、3ヶ月、3年)

梅毒検査は、梅毒の感染状態を知ることに役立ちます。
梅毒とは、皮膚や粘膜の小さな傷から梅毒トレポネーマ(TP)が侵入することによって感染し、血液に乗って全身に広がり様々な症状を引き起こす全身性の慢性感染症です。
治療薬であるペニシリンが発見されるまでは死の病として恐れられていましたが、今では早期治療すれば完治が期待できます。

自覚症状
梅毒の症状は進行具合で4期に分かれます。
第1期梅毒(感染後3週間) 感染部位(性器・口・肛門・手指など)に初期硬結(小豆から小指くらいの大きさのコリコリとした硬さのある赤いしこり、痛みはない)ができる・硬性下疳(初期硬結が崩れた痛みのない潰瘍)・リンパ節の腫れ(特に太ももの付け根)など。
第2期梅毒(感染後3ヶ月) バラ疹(顔や手足にピンク色の円形のあざ)ができる・丘疹(小豆からえんどう豆くらいの大きさの赤茶色の盛り上がったブツブツ)ができる・乾癬・扁平コンジローマ・梅毒性アンギーナ(喉の扁桃炎)・脱毛症状・頭痛・髄膜炎・腎炎・関節痛・発熱・全身のだるさ・皮膚症状など。
第3期梅毒(感染後3年) ゴム腫(皮下組織に大きめのしこり)ができる・結節性梅毒疹・脱毛症状・脳へのダメージとなる神経梅毒など。
第4期梅毒(感染後10~25年) 歩行不能・大動脈瘤・痴呆・重い脳障害など。
梅毒は感染しても発症せず自然治癒する場合もあるため、第3・4期梅毒まで進む人は少数です。
梅毒の危険因子
(ハイリスク)
  • 男性同士の性行為
  • 過去に輸血をしたことがある
  • 多くの性行為のパートナーがいる
  • 他のSTD(性感染症)がある
  • HIV感染者
  • 母親に梅毒の既往歴がある
  • 肛門性交(アナルセックス)の経験がある

梅毒は初期はこれといった自覚症状がなく風邪と勘違いしやすい病気です。
梅毒は1回感染しても免疫はつかず何度でも感染する可能性があります。
異変や心当たりのある場合は、時期を考えて検査を受けましょう。
一度検査を受けて陰性でも抗体が産生されていない時期だった可能性もあるため注意が必要です。

病気とリスク

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