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胃がん腫瘍マーカー検査

胃がんのスクリーニング

体のどこかに癌ができると血液中に癌が作りだした特殊な物質(たんぱく質)が増加します。
この特殊な物質の事を腫瘍マーカーと言い、この物質は癌の発生臓器によって異なります。
腫瘍マーカー検査とは、この物質を測定することで体内の癌の有無・進行具合を調べる検査方法です。
数十種類ある腫瘍マーカーには、特定の癌に反応する特異性の高いものと、複数の癌に反応する特異性の低いものとがあり、癌の存在が疑われても臓器の特定が難しいため、複数の腫瘍マーカーを組み合わせ疑わしい部位を絞り込んでいくのが一般的です。

胃がんの腫瘍マーカー
一般的な胃がんの腫瘍マーカーは、CEA・SLX・STN・NCC-ST-439・CA 19-9です。 これらの腫瘍マーカーは胃がん以外にも下記の病気で上昇・高値になることがあります。
CEA(がん胎児性抗原) 消化器のがん(胃がん・大腸がん・結腸がんなど)・肺がん・子宮がん・卵巣がん・乳がん・膵がん・甲状腺がん・炎症性疾患・肝細胞がん・胆道がん・肝硬変・肝炎・膵炎・糖尿病・腎不全・甲状腺機能低下症など。
2週間くらい禁煙して検査を受けそれでも高い場合は精密検査が必要です。
SLX(シアリルLex-i抗原) 肺がん(特に腺がん)・気管支炎・肺線維症・気管支拡張症・肺結核・ 膵がん・胆道がん・卵巣がん ・大腸がんなど。
STN(シアリルTn抗原) 子宮頸がん・卵巣がん・膵がん・胆道がん・肺がん・胃がん・大腸がんなど。
NCC-ST-439 膵臓がん・胆道がん・大腸がん・胃がん・乳がん・肺腺癌など。若い女性はやや高値を示します。
CA19-9 膵臓がんに特異性が高い。胆のうがん・胆管がん・卵巣がん・子宮内膜症・胃がん・大腸がん・肝硬変・肝炎・子宮筋腫・慢性膵炎・胆石症・糖尿病など。
方法 採血した血液で検査します。
検査時の注意点
  • CEAは喫煙により上昇する場合があるため、最低2週間は禁煙して検査を受けましょう。それでも高い場合は精密検査が必要になります。
  • 腫瘍マーカー単独の検査においては飲食の禁止はありませんが、ほかの検査項目と同時に行う場合、飲食についての注意がある場合もありますので事前に確認しましょう。

おなかの違和感の放置は危険

胃がんの腫瘍マーカー検査は、胃がんの発見・診断に役立ちます。

自覚症状
  • 胃がん:胃のあたりの不快感・食欲がない・吐き気・血便・ゲップがよく出る・貧血など。しかし自覚症状はほとんどありません。
胃がんの危険因子
(ハイリスク)
  • ヘリコバクターピロリに感染している
  • 家族歴(遺伝的因子)
  • 塩分の多い食生活
  • 高齢または男性
  • 胃疾患(慢性胃炎など)の既往歴がある
  • 喫煙
  • 飲酒

胃がんは早期発見・早期治療で予後の良い癌ですが、自覚症状がほぼなくおなかの不調を感じても危機感を感じず我慢するか放置してしまう方が多いのが現状です。
腫瘍マーカーは、継続して測定し前回の値に対してどれだけ上がってきたかをチェックすることが重要です。
画像診断と組み合わせることで癌の発見により有用になるため、定期的に検査を受けるように心がけましょう。

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