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子宮体がん腫瘍マーカー検査

子宮体がんのスクリーニング

体のどこかに癌ができると血液中に癌が作りだした特殊な物質(たんぱく質)が増加します。
この特殊な物質の事を腫瘍マーカーと言い、この物質は癌の発生臓器によって異なります。
腫瘍マーカー検査とは、この物質を測定することで体内の癌の有無・進行具合を調べる検査方法です。
数十種類ある腫瘍マーカーには、特定の癌に反応する特異性の高いものと、複数の癌に反応する特異性の低いものとがあり、癌の存在が疑われても臓器の特定が難しいため、複数の腫瘍マーカーを組み合わせ疑わしい部位を絞り込んでいくのが一般的です。

子宮体がんの腫瘍マーカー
子宮の構造は2つに大きく分けることができ、奥の方を子宮体部、出入口に近い方を子宮頸部と呼びます。
一般的な子宮体がんの腫瘍マーカーは、hCG・SCC・STN・CA125・CA19-9です。
これらの腫瘍マーカーは子宮体がん以外にも下記の病気で上昇・高値になることがあります。
hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン) 絨毛性疾患・卵巣がん・精巣腫瘍・肺がん・多胎妊娠・胞状奇胎など。
SCC 扁平上皮がん(肺・食道・子宮頚部・皮膚など)・アトピー性皮膚炎・気管支炎・結核・腎不全・子宮筋腫など。
STN(シアリルTn抗原) 子宮頸がん・卵巣がん・膵がん・胆道がん・肺がん・胃がん・大腸がんなど。
CA125 卵巣がん・子宮がんに特異的。妊娠初期・月経中・閉経前・乳がん・膵がん・肺がん・大腸がん・胃がん・子宮内膜症・肝臓がん・肝硬変・良性卵巣腫瘍・急性膵炎・胆道がんなど。
CA19-9 膵臓がんに特異性が高い。胆のうがん・胆管がん・卵巣がん・子宮内膜症・胃がん・大腸がん・肝硬変・肝炎・子宮筋腫・慢性膵炎・胆石症・糖尿病など。
方法 採血した血液で検査します。
検査時の注意点
  • 腫瘍マーカー単独の検査においては飲食の禁止はありませんが、ほかの検査項目と同時に行う場合、飲食についての注意がある場合もありますので事前に確認しましょう。

不正出血は子宮からの注意報

子宮体がんの腫瘍マーカー検査は、子宮体がんの発見・診断に役立ちます。

自覚症状
  • 子宮体がん:生理とは関係の無い出血(不正出血)やおりものがある・排尿しづらい・排尿痛がある・下腹部および腰の痛み・性交痛など。
子宮体がんの危険因子
(ハイリスク)
  • 出産の経験がない
  • 肥満
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 生理不順
  • 閉経年齢が遅い
  • 体内のエストロゲンを高める治療をしている
  • 乳がんや大腸がんの家族歴がある
  • 乳がんの治療に「タモキシフェン」という薬剤を用いている
  • エストロゲンを単独で服用している

子宮体がんは子宮内膜から発生します。
通常子宮内膜は生理のときにはがれて体外に排出されるため、生理のある期間より生理の終わった50歳代以降で多くなる病気です。
腫瘍マーカーは、継続して測定し前回の値に対してどれだけ上がってきたかをチェックすることが重要です。
画像診断と組み合わせることで癌の発見により有用になるため、30歳過ぎたら定期的に検査を受けるように心がけましょう。

病気とリスク

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