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卵巣がん腫瘍マーカー検査

卵巣がんのスクリーニング

体のどこかに癌ができると血液中に癌が作りだした特殊な物質(たんぱく質)が増加します。
この特殊な物質の事を腫瘍マーカーと言い、この物質は癌の発生臓器によって異なります。
腫瘍マーカー検査とは、この物質を測定することで体内の癌の有無・進行具合を調べる検査方法です。
数十種類ある腫瘍マーカーには、特定の癌に反応する特異性の高いものと、複数の癌に反応する特異性の低いものとがあり、癌の存在が疑われても臓器の特定が難しいため、複数の腫瘍マーカーを組み合わせ疑わしい部位を絞り込んでいくのが一般的です。

卵巣がんの腫瘍マーカー
一般的な卵巣がんの腫瘍マーカーは、CA125・CA602・hcg・STN・SLXです。
これらの腫瘍マーカーは卵巣がん以外にも下記の病気で上昇・高値になることがあります。
CA125 卵巣がん・子宮がんに特異的。妊娠初期・月経中・閉経前・乳がん・膵がん・肺がん・大腸がん・胃がん・子宮内膜症・肝臓がん・肝硬変・良性卵巣腫瘍・急性膵炎・胆道がんなど。
CA602 卵巣癌・子宮癌・膵癌・胆道癌など。
hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン) 絨毛性疾患・卵巣がん・精巣腫瘍・肺がん・多胎妊娠・胞状奇胎など。
STN(シアリルTn抗原) 子宮頸がん・卵巣がん・膵がん・胆道がん・肺がん・胃がん・大腸がんなど。
SLX(シアリルLex-i抗原) 肺がん(特に腺がん)・気管支炎・肺線維症・気管支拡張症・肺結核・ 膵がん・胆道がん・卵巣がん ・大腸がんなど。
方法 採血した血液で検査します。
検査時の注意点
  • 腫瘍マーカー単独の検査においては飲食の禁止はありませんが、ほかの検査項目と同時に行う場合、飲食についての注意がある場合もありますので事前に確認しましょう。

他の病気と勘違いしがち

卵巣がんの腫瘍マーカー検査は、卵巣がんの発見・診断に役立ちます。

自覚症状
  • 卵巣がん:腹部の膨満感がある・腹部の周囲サイズが大きくなった・骨盤や腹部の痛み・頻尿・排尿困難・すぐに満腹になるなど。症状がないことも多い。
卵巣がんの危険因子
(ハイリスク)
  • 家族歴
  • 喫煙
  • 出産歴がない
  • 骨盤内炎症性疾患・多嚢胞性卵巣症候群・子宮内膜症の既往歴がある
  • 肥満
  • 動物性脂肪の多量摂取
  • 排卵誘発剤の使用
  • 更年期障害などに対するホルモン補充療法

卵巣は沈黙の臓器とも言われ、違和感を感じても他の病気と似ていて判断しづらく、他の臓器に転移して初めて気づくことも多い癌です。
腫瘍マーカーは、継続して測定し前回の値に対してどれだけ上がってきたかをチェックすることが重要です。
画像診断と組み合わせることで癌の発見により有用になるため、40歳を過ぎたら定期的に検査を受けるように心がけましょう。


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